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閏月の話し。 [旧暦]

先日、今年はなかなか暖かくならないという話しが出たので、

閏月の話しをしました。

ざっくりとした記憶でしたので、話しながら、

うーん違う・・・と思いつつ。


その後、再度確認をしていたら、やっぱり違っていた・・・

と判明。記憶のためにもここで書いてみようと思います。


旧暦とは、月の動きや太陽の動きを何時名分何秒まで計算した、
天文学的な科学データに基づいて作られています。
さらに、生活に密着するよう、東アジア地域の気候に
一番合うように作られた暦です。

旧暦は、太陽太陰暦のひとつで、基本的には月の運行を中心としています。

元は中国の農暦と同じものだそうです。

日本では、明治5(1872年)12月3日の改暦まで、
千二百年以上にわたって日本で使われていました。

旧暦は、月の満ち欠けが一巡することで『月』が変わります。

大の月(30日)が6回、小の月(29日)が6回、
合わせて354日になります。

このままですと、太陽暦である新暦(365日)との誤差が
1年で11日ほど生じ続けてしまうために考え出されたのが
『閏月』です。

『平気法』という法則に基づいて、19年に7回、
『閏月』を入れることで調節していきます。
この『閏月』が入る年は、旧暦の一年が13ヶ月になります。

旧暦では四季の区分がはっきりしています。
1月~3月が春、4月~6月が夏、
7月~9月までが秋、10月~12月までが冬と区分されています。

このどこに『閏月』が入るかにより、
その年の気候に変化が出るわけですが、
これが日本の気候にピッタリと整合するというのです。

今年は、『閏月』が3月(旧暦)に入りました。
つまり、『春』が1ヶ月多いということです。

旧暦3月は新暦の4月20日まででした。
旧暦『閏』3月は、新暦4月21日からはじまり、
今日、新暦4月28日は、
旧暦では『閏』3月8日になります。

さて、今年は春が長く感じるでしょうか?
『閏』3月が終わるのは、新暦の5月20日です。
どんなかな~とこの後の気候を楽しみにしています。


さて、私がひとさまにお話ししたときに間違ってしまったこと、

それは『閏月』が入るのが19年に1回だったか・・・と

お話ししたことでした。

いや、違うような気がしますが、何かが19年なんです、

とゴニョゴニョ言ったのですが、

お聞きになっていた方は、『19年に一度』と

インプットされたような印象でした。

次、お会いしたときに訂正してお詫びしたいと思います。


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